- スーダン・ハルツーム近郊におけるメスキートの現地調査
(2012/2/16-2/26・スーダン)
石巻専修大学・准教授・依田清胤
スーダン科学技術大学水・環境学部において、既設の気象観測機器・地下水位計のデータを収集するとともに、新たに樹液流計測機器を設置した(写真1,2,3)。
次いで、同大学林学部において、既設の地下水位計、樹液流計測機器、気象観測機器の動作状況を確認するとともに、データ収集を実施した。
これらの機器設置によって、ナイル川河岸域における、メスキートによる地下水の吸い上げ状況と地下水動態との関連性を継続的に監視・分析する体制が整えられた。
またスーダン国立研究センター(NCR)において開催されたワークショップ (R&D Dry lands, DRI & DLRC Joined Seminar) に参加し、これまでの研究成果を報告した(写真4)
。さらにハルツーム西部の Al Rawakeeb において、ワジ周辺の植生状況を踏査し、メスキートの生育状況を含めた現地調査・情報収集を実施し、今後の研究展開に備えた。
▲写真1:スーダン科学技術大学水・環境学部に設置された計測機器 |
▲写真2:樹液流計測器を設置したメスキート群落の様子。乾季で多くの葉が脱落している |
▲写真3:メスキートの幹に設置した樹液流計測センサー |
▲写真4:NCRで開催されたワークショップ(開始前)の様子 |