- スーダン・ハルツーム近郊におけるメスキートの現地調査
(2011/11/16-11/24・スーダン)
石巻専修大学・准教授・依田清胤
スーダン科学技術大学水・環境学部において、2010年から継続しているメスキート個体群の生育状況を調査し、分布域が拡大しつつあることを確認した(写真1)。また既設の気象観測機器・地下水位計のデータを収集するとともに、今後の樹液流計測機器設置に備えメスキート成木個体の分布状況を調査した。
次いで、同大学林学部において、地下水位計、樹液流計測機器、気象観測機器を設置し、複合計測系の継続運用を開始した(写真2、3)。この計測系の立ち上げによって、メスキートと地下水動態との関連性を継続的に監視・分析する体制が整えられた。
またハルツーム西部の Al Rawakeeb において、メスキートの生育状況を含めた現地調査・情報収集を実施し、今後の研究展開に備えた(写真4)。
▲写真1 スーダン科学技術大学水・環境学部圃場内で分布拡大したメスキート群落 |
▲写真2 気象観測機器、樹液流計測機器の設置状況 |
▲写真3 メスキートの幹に設置した樹液流計測センサー |
▲写真4 Al Rawakeebにおけるメスキートの生育状況 |