- スーダン紅海沿岸におけるヒルギダマシの遺伝的変異に関する調査
(2011/6/23-7/10)
岡山大学・・吉森 一道
紅海沿岸域に生育するマングローブ樹種ヒルギダマシの遺伝的変異を評価するため,スーダン紅海沿岸のヒルギダマシ林分にて,DNA分析に供する葉試料の採取を実施した。
今後,昨年採取したエジプトの試料および今回採取したスーダンの試料についてマイクロサテライト分析を実施する。分析結果をもとに,林分ごとの遺伝的変異を定量的に評価することにより,林分の過去の拡大と縮小の経緯や分布の変遷などを推定する。さらに,林分内の個体間の遺伝的近縁性より林分の更新動態を調査する。
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▲調査地の位置 6月28日から7月7日にかけて,スーダン紅海沿岸北部ドンゴナーブ( 21° 6'11.03"N, 37° 6'52.96"E)から沿岸中部ポートスーダン (19°14'46.35"N, 37°19'33.89"E)までの南北約200kmの地域内に位置する12地点のヒルギダマシ林分(図中 )にてDNA試料を採取した。画像出典;Google Earth |