- 第1回 国際沙漠会議 発表
(2011/5/24-5/27、千葉県・成田市)
酪農学園大学環境システム学部 教授・ 星野仏方
第一回国際沙漠学会及び第十回国際沙漠工学学会で“Evaluate the invasion strategic of mesquite (Prosopis juliflora) in eastern Sudan using remotely sensed technique”(リモートセンシング技術を用いた外来植物メスキート(Prosopis juliflora)の侵入戦略に関する研究)のタイトルで口頭発表しました。27ヶ国の140名以上の参加者があり、非常に活発なディスカッションができたと思います。発表内容は主に:メスキートの木はスーダン東部Atbara河沿い、及びワジ沿いの土壌水分が比較的高いところに広がり、分布域を拡大していることを人工衛星マイクロ波のL-バン(ALOS PALSAR)ドから確認し、抽出することができたと報告した。特に、今まで非常に難しいと言われてきた植生密生地域における土壌水分の広域モニタリング手法を確立し、時系列マイクロ波後方散乱係数のデータからメスキートの成長情勢、バイオマスを推定するモデルを初めて提案した。この成果は総合地球環境学研究所縄田プロジェクト:{アラブ社会におけるなりわい生態系の研究-ポスト石油時代に向けて}の2010年度の調査研究成果の一部であり、2010年の11月の現地計測データを用いてモデルを構築した。アフリカの乾燥・半乾燥地域から参加した多くの研究から質疑などがありました。